ProScan 一部製品の新バージョンリリースについてのお知らせ
(2024/11/08追記)
※本リリースのバグFIXリリースが公開されました。こちらの記事よりアップデート適用済みのパッケージをご利用下さい。
2024 年 11 月 8 日に以下製品の新バージョン(6.0.7.0)をリリースしました。
・ProScan for IBM Power systems(AIX)
・ProScan for IBM Power systems(Linux)
・ProScan for IA Linux EP
※本リリースの内容をPDFの形でも提供しています。以下のリンクからご利用下さい。
ProScan一部製品の新バージョンリリースのお知らせ
主な変更内容
・ClamAV エンジンのバージョン 1.0.7 の採用
これに伴い、サポートする OS のバージョンが Linux は RHEL8,9 と SLES15、AIX は 7.2 と 7.3 のみとなります。
・AlertWithoutErro パラメータのバグを修正するために、新たに RemoveErrorsFromAlerts というオプション追加しました。
こちらの設定がされている場合には優先的にこのオプションの設定を使用します。設定値は[yes]の場合 error を alerts から除き、[no]の場合 error も alerts としてカウントされます。デフォルトは[yes]です。こちらの設定を行うようにお願い致します。
・一時ファイル用文字列生成の乱数が毎回同じになる問題を修正しました。srand()に PID で種を与え生成するようにしました。
・アラートがあった場合のみメールを送信する機能が搭載されました。
・スキャン結果のメール送付時に送信先を指定する ReportAddress パラメータにメールアドレスを複数設定することが可能となりました。
カンマで区切ってアドレスを指定します(コマンドラインオプションの-a/-A も同様です)。
・アラートメール出力時にも標準出力へメッセージを出力するようになりました。
・コンフィグファイル読み込み時にエラーとなった箇所を表示するようにしました
・スキャンエンジンの自動起動の可否を指定可能になりました。
[aveserver]セクションの AVEAutoStart パラメータで指定します。([yes]clamd 停止時に自動起動します [no]自動起動しません)
proscanfs 自身で起動した場合にはスキャン終了後自動停止します。
・通知メールの送信に SMTP 認証を利用できるようになりました。
送信メールサーバが SMTP 認証を利用できる場合、以下の認証タイプが利用可能です:LOGIN,PLAIN,CRAM-MD5
・メールのデフォルト Charaset が UTF-8 になりました。
パッケージダウンロード URL
・ProScan for IBM Power systems(AIX)
https://www.promark-inc.com/dl/ProScan/IBM/packages/proscan-ibm-aix-6.0.7.0.ppc.tar.gz
(サイズ: 380,320,985Byte MD5 値:1da856d97262269c7550a6f7a8219624)
・ProScan for IBM Power systems(Linux)
https://www.promark-inc.com/dl/ProScan/IBM/packages/proscan-ibm-linux-6.0.7.0.ppc64le.tar.gz
(サイズ: 240,642,255 Byte MD5 値:af43ba787f3522f7dd03322662512884)
・ProScan for IA Linux EP
https://www.promark-inc.com/dl/ProScan/IBM/packages/proscan-ibm-linux-6.0.7.0.x86_64.tar.gz
(サイズ: 258,986,928 Byte MD5 値:e21ec992e5d529ce40d9ecc344af7853)
(2024/11/08追記)
※本リリースのバグFIXリリースが公開されました。こちらの記事よりアップデート適用済みのパッケージをご利用下さい。
新規インストール方法
パッケージに含まれる auto_install.sh スクリプトを使用してインストールを実施します。
詳細につきましては、リリース付属のインストールガイドを参照ください。
手動アップグレード方法
新規インストールと同じ auto_install.sh を使用しアップグレードを行います。コマンドのオプションで upgradeを指定することにより、設定をそのままにアップグレードを実施することが可能となります。
パッケージを展開したディレクトリへ移動し以下コマンドを実行します。
./auto_install.sh upgrade
“upgrade successful”と表示されればアップグレードは成功です。”upgrade failed”となった場合には、アップグレードに失敗しましたので、弊社までログファイル(同じディレクトリにできるupgrade.log)をお送りください。なお、アップグレードに失敗した場合には、元の環境のままとなっております。
自動アップグレード方法
ProScan には自動で clamd エンジンならびに ProScan モジュールをアップグレードする仕組みが備わっております。今回のアップグレードでは自動アップグレードの提供を行う予定です。自動アップグレードを有効にしていて、そこまでアップグレードを実施しなくてもよいお客様はそのままお待ちください。また、手動でのアップグレードを自動アップグレード開始日以降に実施する予定のお客様は、自動でアップグレードされないように以下の設定を行ってください。
ProScan 設定ファイル(proscan.conf)の[updater.options]セクションの ReloadApplication パラメータを”no”に設定します。
これにより、自動アップグレードは抑止され、古いバージョンのまま運用可能です。
※自動アップグレードの予定は弊社ホームページでお知らせいたします。
PSMT をご利用中のお客様
(2024/11/08PM12:30訂正更新)
今回の新バージョンに合わせて新たにPSMTをアップグレードする必要はございません。
上記「手動アップグレード方法」もしくは「自動アップグレード方法」をご利用の上、ProScan製品本体のアップグレードをそれぞれ行って下さい。
※なお、PSMTの新バージョンも近日中にリリース予定でございますが、こちらは新機能追加を主な目的としておりますので、リリース後に必要に応じてPSMTのアップグレードをご検討ください。
ProScanUpdateManager(PUM)/ProScanUpdateManager for Windows(PUM for Windows)をご利用中のお客様
ProScanUpdateManager(PUM)及びProScanUpdateManager(PUM) for Windowsをご利用の環境では、上記の自動アップグレード開始のタイミングに合わせてアップグレード用ファイルを含む新バージョンのPUM/PUM for Windowsインストーラを提供させて頂きます。この新バージョンのインストーラ同梱の更新ファイルを用い、自動アップグレードと同じ仕組みを用いてPUM/PUM for Windows利用環境でも自動アップグレードをご利用可能となります。
この新バージョンのPUM/PUM for Windows提供のアナウンスをお待ち頂くか、あるいはProScan 設定ファイル(proscan.conf)の[updater.options]セクションの ReloadApplication パラメータを”no”に設定して自動アップグレード開始をオフにした上で、個別に上記「手動アップグレード方法」を参照してProScan製品のアップグレードを行ってください。
(PUM/PUM for Windowsで配布されるVDFファイルは6.0.6.10及び6.0.7.0のそれぞれの製品にて共通で動作いたしますので、アップデートサービスとしてのPUM/PUM for Windowsは手動アップグレードによる製品更新後も特に変更なくご利用頂けます)
現状お使いのバージョン(6.0.6.x)は 2025 年 9 月 14 日までがサポート期限となりますので、それまでにアップグレードの実施をお願い申し上げます。
ご不明な点がございましたら弊社テクニカルサポート(メール:support@promark-inc.comもしくはこちら)までお問合せください。