ProScan Security シリーズ
ProScan for IA Linux EP
弊社のIBM PowerSystem向けアンチウィルスソリューション「ProScan for IBM Power Systems」シリーズと共通の管理インターフェースを備え、同シリーズをご利用の環境でIAアーキテクチャのサーバを運用する際に最適なx86_64アーキテクチャ向けアンチウィルスソフトです。オンデマンドのファイルスキャナを基本機能とし、MTAへ統合する形のメールスキャナをオプションで用意しております。
機能概要
- ウイルススキャンエンジンには、OSSで定評のあるClamAVを使用しています。
- コマンドラインで共有ファイルをスキャンします。cron等で定期的にサーバのファイルをチェックすることが可能です。
設定ファイルをディレクトリやユーザ毎に用意することで、毎回オプションを指定することなくスキャンが可能となります。 - オプションのメールスキャナをご購入頂きますと、電子メールシステムに組み込んで送受信時にリアルタイムでウイルス検知・隔離・駆除することが可能です。スパムブロック機能も有しています。
- オプションのオンアクセススキャナをご購入頂きますと、ファイルアクセスを監視し、リアルタイムでスキャンを行なうことも可能です。(Linux版のみで利用ディストリビューションにより個別提供となります)
カーネルAPIのfanotifyを利用し、特定のディレクトリのファイルアクセスをフックし、スキャンします。
- モジュール本体のアップデートが可能なため、常に最新版のモジュールを利用できます。
- スキャン結果をメールで送信することが可能です。
- ウイルス定義ファイルを、自動的にアップデートし、最新のウイルスから常に保護された状態に保ちます。
- mbox形式のメールスプールのスキャンも可能です。
- アーカイブファイルのスキャン : ZIP, ZIP SFX, ARJ, TAR, GZip, 7zip, CAB, PDF, TNEF, RAR, JAR, UUEncoded,…など、殆どすべてのアーカイブタイプのファイルを対象に感染ファイルを検出・駆除します。
- スキャンをさせたくないファイルやスキャンをさせたいファイルだけを指定することが可能です。正規表現によるマスク指定で行います。
- ディレクトリを再帰的にスキャンすることが可能です。
- syslogの出力機能を有しており、ログ管理アプリの利用が可能です。
ハードウエア要件
ProScan for IA Linux EPは、以下のx64プロセッサー(AMD64/Intel 64)を搭載したシステムで動作します。また、仮想環境でも動作します。
- Intel Architechtureまたはそれと同等の性能を持つ1.6GHz以上で動作する64bitプロセッサ
- 1GB以上のRAM
- HDDに1GB以上の空き容量
ソフトウエア要件(OS対応)
- Linux
RedHat EL(バージョン7/8/9)
CentOS(バージョン7)/AlmaLinux/RockyLinux等のRHEL互換Linux(7/8/9)
SuSE Linux ES(バージョン11以降)
Debian GNU Linux(バージョン8以降)
Ubuntu(server)(バージョン14.04以降)
…等、glibc-2.4以上を利用しているディストリビューション
※32bit環境では動作いたしません。
ProScanの性能に関わるサポートについて
ProScanがインストールされるすべてのハードウェア・ソフトウェア環境において、どのような運用に対しても、本ソフトウェア製品もしくはマニュアル記載の機能がお客様の特定の目的に適合することを保証するものではありません。
スキャンに必要な時間はスキャン対象のファイル種別やアーカイブファイル、破損ファイル等の有無、スキャンの実施方法などの環境に起因する諸条件により大幅に異なるため、特定の環境において掛かる時間の目安を事前にお問い合わせ頂いても回答は致しかねます。
ご購入前に評価ライセンスを使用して、十分な検証を行うことを強くお勧めいたします。
スキャン設定の変更などによる実行時間改善のアドバイスも含めたサポートも行いますので、ご不明な点がございましたら弊社テクニカルサポートまでお問い合わせください。