ProScan Security シリーズ
従来のProScan製品をIBM Power Systems用にチューンアップした「IBM Power Systems(AIX)」対応のアンチウイルス・ソリューションです。 オンデマンドのファイルスキャナを基本機能とし、MTAへ統合する形のメールスキャナをオプションで用意しております。
機能概要
- ウイルススキャンエンジンには、OSSで定評のあるClamAVを使用しています。
- コマンドラインで共有ファイルをスキャンします。cron等で定期的にサーバのファイルをチェックすることが可能です。
設定ファイルをディレクトリやユーザ毎に用意することで、毎回オプションを指定することなくスキャンが可能となります。 - オプションのメールスキャナをご購入頂きますと、電子メールシステムに組み込んで送受信時にリアルタイムでウイルス検知・隔離・駆除することが可能です。スパムブロック機能も有しています。
- モジュール本体のアップデートが可能なため、常に最新版のモジュールを利用できます。
- スキャン結果をメールで送信することが可能です。
- ウイルス定義ファイルを、自動的にアップデートし、最新のウイルスから常に保護された状態に保ちます。
- mbox形式のメールスプールのスキャンも可能です。
- アーカイブファイルのスキャン : ZIP, ZIP SFX, ARJ, TAR, GZip, 7zip, CAB, PDF, TNEF, RAR, JAR, UUEncoded,…など、殆どすべてのアーカイブタイプのファイルを対象に感染ファイルを検出・駆除します。
- スキャンをさせたくないファイルやスキャンをさせたいファイルだけを指定することが可能です。正規表現によるマスク指定で行います。
- ディレクトリを再帰的にスキャンすることが可能です。
- syslogの出力機能を有しており、ログ管理アプリの利用が可能です。
- インターネットに接続していないオフライン環境においても、弊社ダウンロードサイトから取得したパターンファイルの手動適用、もしくは有償オプションツールの「ProScan UpdateManager(Unix/Windows)」を利用したローカルアップデートサービスを利用可能です。
- 複数のProScan for IBM Power Systems(AIX)を利用される環境においては、有償オプションのマネージメントツールであるPSMTを利用して、管理及び設定を一括して行う事が可能です。
ハードウエア要件
ProScan for IBM Power Systemsは、以下のPOWERプロセッサー(POWER7,POWER7+,POWER8,POWER9,Power10)を搭載したシステムで動作します。また、仮想環境でも動作します。
- IBM Power Systems(AIX)
ソフトウエア要件(OS対応)(2024年6月現在)
以下のOSに対応しています。AIXの各TLのIBMによるサポート状況につきましてはIBMの「AIX support lifecycle information」をご確認下さい)
- AIX 7.2 (TL5推奨)
- AIX7.3(TL0/TL1/TL2)
※:IBM社の標準サポートが終了しているTLでProScanをお使いの場合、不具合発生時等には最新のTLへのバージョンアップやFixPackの適用ををお願いする事があります。また、最新のTL環境で新規にProScanを導入する際に対応済みのパッケージをご利用頂く必要がある場合がありますので、その際は弊社WEBサイト内の「サポート情報」より最新バージョンのパッケージをご確認ください。
ProScanの性能に関わるサポートについて
ProScanがインストールされるすべてのハードウェア・ソフトウェア環境において、どのような運用に対しても、本ソフトウェア製品もしくはマニュアル記載の機能がお客様の特定の目的に適合することを保証するものではありません。
スキャンに必要な時間はスキャン対象のファイル種別やアーカイブファイル、破損ファイル等の有無、スキャンの実施方法などの環境に起因する諸条件により大幅に異なるため、特定の環境において掛かる時間の目安を事前にお問い合わせ頂いても回答は致しかねます。
ご購入前に評価ライセンスを使用して、十分な検証を行うことを強くお勧めいたします。
スキャン設定の変更などによる実行時間改善のアドバイスも含めたサポートも行いますので、ご不明な点がございましたら弊社テクニカルサポートまでお問い合わせください。