ProScan Security シリーズ
ProScan enterprise for IBM Z (旧製品名:ProScan enterprise for IBM Mainframes)
従来のProScan製品をS390アーキテクチャ用にチューンアップした「IBM Z シリーズ」対応のアンチウイルス・ソリューションです。
機能概要
- ウイルススキャンエンジンには、OSSで定評のあるClamAVを使用しています。
- コマンドラインで共有ファイルをスキャンします。cron等で定期的にサーバのファイルをチェックすることが可能です。
設定ファイルをディレクトリやユーザ毎に用意することで、毎回オプションを指定することなくスキャンが可能となります。 - 電子メールシステムに組み込んで送受信時にリアルタイムでウイルス検知・隔離・駆除することが可能です。スパムブロック機能も有しています。
- ファイルアクセスを監視し、リアルタイムでスキャンを行なうことも可能です。(オプション)
カーネルモジュールのfanotifyを利用し、特定のディレクトリのファイルアクセスをフックしスキャンします。
- モジュール本体のアップデートが可能なため、常に最新版のモジュールを利用できます。
- スキャン結果をメールで送信することが可能です。
- ウイルス定義ファイルを、自動的にアップデートし、最新のウイルスから常に保護された状態に保ちます。
- mbox形式のメールスプールのスキャンも可能です。
- アーカイブファイルのスキャン : ZIP, ZIP SFX, ARJ, TAR, GZip, 7zip, CAB, PDF, TNEF, RAR, JAR, UUEncoded,…など、殆どすべてのアーカイブタイプのファイルを対象に感染ファイルを検出・駆除します。
- スキャンをさせたくないファイルやスキャンをさせたいファイルだけを指定することが可能です。正規表現によるマスク指定で行います。
- ディレクトリを再帰的にスキャンすることが可能です。
- syslogの出力機能を有しており、ログ管理システムとの連携が可能です。
ハードウエア要件
ProScan Enterprise for IBM Zは、以下のシステムでのみ動作します。
- IBM Z シリーズ(z10,z11,z114,z196,zBC12,zEC12,z15,z16,LinuxOne 他)
ソフトウエア要件(OS対応)
対応OSは、Linuxのみとなっています。アーキテクチャはs390x対応です。
- RedHat Enterprise Linux 7~8
- Novell SUSE Linux Enterprise Server 11~15
ProScanの性能に関わるサポートについて
ProScanがインストールされるすべてのハードウェア・ソフトウェア環境において、どのような運用に対しても、本ソフトウェア製品もしくはマニュアル記載の機能がお客様の特定の目的に適合することを保証するものではありません。
スキャンに必要な時間はスキャン対象のファイル種別やアーカイブファイル、破損ファイル等の有無、スキャンの実施方法などの環境に起因する諸条件により大幅に異なるため、特定の環境において掛かる時間の目安を事前にお問い合わせ頂いても回答は致しかねます。
ご購入前に評価ライセンスを使用して、十分な検証を行うことを強くお勧めいたします。
スキャン設定の変更などによる実行時間改善のアドバイスも含めたサポートも行いますので、ご不明な点がございましたら弊社テクニカルサポートまでお問い合わせください。