SAVAPI4.15.26リリース及び更新について

2025年3月20日、弊社ProScan for Mailserver/Fileserner/ORCAで利用しておりますアンチウイルスエンジンSAVAPIの4.15.26がリリースされました。前バージョンからの主な変更点は以下の通りです:

  • SAVAPI内部で利用されているサードパーティーライブラリの更新及び旧ライブラリの削除、セキュリティ上の問題への対応
  • プロキシ資格情報が間違っているために接続を確立できない場合、アップデートプログラム上のエラーメッセージに一部変更が加えられました
  • SSLによる安全な接続の確立に用いられる証明書が更新され、SAVAPIにて今後利用される予定のroot証明書が含まれるようになりました。またデフォルトの証明書ストアが利用出来ない場合にOS提供の証明書バンドル/ストアを利用するように変更が行われました

影響を受ける製品:
ProScan for Mailserver/ProScan for Filescanner/ProScan for ORCA

上記製品は通常、初期設定では通常のマルウェア定義ファイル(VDF)の更新の際に、必要に応じてSAVAPI自体のバージョンアップも行われますので、特にユーザーの皆様で何か対応して頂く必要はございません

ただし主にProScan for Mailserverにおいて、以下の弊社WEBサイトのFAQ、
「ProScan(SAVAPIエンジン搭載製品)において、通常のVDF更新とSAVAPIサービスのバージョンアップを分離する方法について」

に記載されている設定を実施し、手動でSAVAPIサービスのバージョンアップを行う設定にしておられる場合は、上記記事内の「【SAVAPIサービスのバージョンアップを手動で行うコマンド】」で手動でのSAVAPIバージョンアップを実施してください。