ProScan API for IBM System zの新エンジンリリースについて

2024年11月15日にProScan API for IBM System zの新エンジンをリリースしました。

※本リリースの内容をPDFの形でも提供しています。以下のリンクからご利用下さい。
ProScan API for IBM System zの新エンジンリリースについてのお知らせ

今回はAPI自体の変更はございません。ウイルススキャンエンジン(ClamAV)のバージョンアップのみとなります。

 

主な変更内容

  • ClamAVエンジンのバージョン0.7へアップグレード

 

パッケージダウンロードURL

【ClamAVエンジン本体】

RHEL版         https://www.promark-inc.com/dl/psapi/lib_s390-1.0.7/lib_rhel.tar.gz

(サイズ:4,534,820 Byte MD5値:4bae8cf7bd772eb5cc7598ff42e5eda9)

SLES版           https://www.promark-inc.com/dl/psapi/lib_s390-1.0.7/lib_sles.tar.gz

(サイズ:4,567,636 Byte MD5値:8c65c2234a9a9a13bd9096ef3b2a7b56)

 

アップグレード方法

以下の順に従いコンソールより実施してください。アップグレード中はエンジンが利用できませんのでAPIの動作は停止するようにお願い致します。(APIを利用するアプリの停止等)

  1. パッケージダウンロード

    上記URLより環境に応じて2つのパッケージを適当なディレクトリにwget等でダウンロードします。

    mkdir /tmp/psapi_1.0.7

    cd /tmp/psapi_1.0.7

    wget https://www.promark-inc.com/dl/psapi/lib_s390-1.0.7/lib_rhel.tar.gz

    wget https://www.promark-inc.com/dl/psapi/lib_s390-1.0.7/support_lib_rhel.tar.gz

  2.  clamdプロセスの停止
    clamdプロセスをkillするか、スタートアップスクリプトがあれば、そちらを使い停止させます。
  3. 既存エンジンのバックアップ

    /usr/lib/clamavをバックアップします。

    mv /usr/lib/clamav /usr/lib/clamav.back

  4. 新しくClamAV用ディレクトリを作成します。

    mkdir /usr/lib/clamav

  5. 新しいエンジンの展開

    cd /usr/lib/clamav

    tar zxf /tmp/psapi_1.0.7/lib_rhel.tar.gz

  6. post_install.shの実行

    sh post_install.sh

  7. 設定ファイルのリンク作成

    mkdir /etc/clamd.d

    ln -s /etc/clamav/clamd.conf /etc/clamd.d/scan.conf

    ln -s /etc/clamav/freshclam.conf /etc/freshclam.conf

  8. バージョンならびにVDF更新確認

    ./clamd –V

    ./freshclam

  9. 完了

現状お使いのバージョンは2025年9月14日までがサポート期限となりますので、それまでにアップグレードの実施をお願い申し上げます。

以上ですが、ご不明な点がございましたら弊社テクニカルサポート(support@promark-inc.comもしくはこちら)までお問合せ頂ければ幸いでございます。