ProScan一部製品の自動アップグレードプログラム配信を開始しました

ProScan製品のうち、スキャンエンジンにClamAVを利用している下記製品の自動アップグレードの配信を開始しました。

  • ProScan for IBM Power systems(AIX)
  • ProScan for IBM Power systems(Linux)
  • ProScan for IA Linux EP
  • ProScan enterprise for IBM Z

実施内容につきましては以下の通りとなります。

今回のアップグレードでは、現在リリースされております各製品の最新版パッケージを用いてアップグレードモードでインストールを行います。現状の最新バージョンはProScan enterprise for IBM Zが6.0.6.1、それ以外が6.0.7.1となります。

自動アップグレードが実施される条件は以下となります。

  • proscan.confの[updater.options]セクションのReloadApplicationパラメータを"yes"と指定しているか、何も設定していない場合。
  • ディスクスペースとして/usr/libに1.2GB以上、/optに500MB以上の空きがあること。(スペースが不足している場合にはアップグレード途中で失敗する可能性があります。その場合にはProScanが正しく動作しなくなる可能性がありますので、ご注意ください。)
  • ClamAV 1.4.3が動作すること。(メモリ、ライブラリ等の動作要件を満たしていること)
  • 弊社アップデートサーバにアクセスできること。
  • proscanupプログラムを自動で実施していること。(proscanup実行のタイミングで実施されます。)
  • 利用中のエンジンバージョンが0.103.4、1.0.7であること。(エンジンのバージョンは/usr/lib/clamav/clamd -Vで確認可能です。)

アップグレードできなかった場合には、状況にもよりますが基本的に以前のバージョンのままとなります。サーバの環境を整えて再度、手動にてアップグレードを実施してください。(失敗後のアップグレードは基本的に手動となりますが、PSMTならびにPUMをご利用の場合には、再度、自動で行うことも可能ですので弊社サポートまでお問い合わせください。)

PSMTやPUMを利用しているお客様は、別途アップグレード用のデータをダウンロードしてVDF配信用Webサーバにセットしてください。(ファイルサイズは約1.3GBございますので、ダウンロードおよび展開時の空きスペースにご注意ください。)

【適用方法】 ダウンロードしたファイルをアップデート用Webサーバのドキュメントルート(/var/www/html)で展開してください。また、PSMTの場合には、一旦/var/www/manager/update/latest/ibmにあるディレクトリおよびファイルをすべて削除してください。

なお、自動アップグレードプログラムの配信期間は1か月とさせていただきます。(10月15日まで)
配信期間終了後もプログラム自体のダウンロードは済んでいますので、いつでも再実行可能です。(ただし、アップグレードプログラムを実行して失敗した場合には自動での再実行はされません。)

ご不明な点は、弊社テクニカルサポートまでお問合せください。