AIX環境においてProScan及びそのエンジン(clamd)がクラッシュした場合のcore解析について

ProScanのスキャン中に何らかの問題が発生してスキャンプロセスがクラッシュした場合、UNIXでは「core dump」と呼ばれるメモリダンプファイルが生成される場合があります。
このcore dumpには、クラッシュ時のメモリの状況などが記録されていますが、特にAIXの場合、そのクラッシュが発生した環境と完全に導入済みの各種ライブラリが同じ環境以外で解析しても、クラッシュ原因などの解析が困難な場合があります。またcoreファイルはその環境の搭載メモリに応じて巨大化する傾向がありますので、サポート送付そのものが困難な場合がほとんどです。

この為、弊社サポートにcoreファイルをお送り頂いても、十分な解析が難しい場合がほとんどです。
AIXにおいては、coreファイルが生成されたその環境にて、AIX標準のコマンドである「dbx」を用い、解析結果を出力したものをお送り頂くことでクラッシュ原因の確認が可能ですので、以下の手順に沿ってcoreファイルの確認をお試し下さい。(なおAIXではなくLinuxの場合、同様にgdbコマンドを実行して解析を行うことが可能です)

1:coreファイルがどのプロセスのクラッシュによって生成されたかを確認する

例えばcoreファイルが/直下に有る場合、以下のようにfileコマンドを実行してください。

#file /core 
/core: AIX core file fulldump 64-bit, clamd

最後の「clamd」の部分がそのcoreファイルが出力された元となる実行プログラムとなります。ここが「clamd」の場合は以降の【実行ファイルパス】の部分を「/usr/lib/clamav/clamd」、「proscan○○」の場合は【実行ファイルパス】の部分を「/opt/proscan/bin/proscan○○」に置き換えて次のdbxの実行を行ってください。

2:dbxコマンドの実行

dbxはAIX標準のデバッグコマンドで、coreファイルとその出力元の実行ファイルを読み込んで、クラッシュ時のデータ解析を行います。以下のようにdbxを実行してください。

# dbx 【実行ファイルパス】 /core

(中途出力略..)

(dbx)

最後の「(dbx)」の行まで来て、入力待ちになりますので、dbxコマンドを終了する「quit」と入力してエンターキーを押し、dbxを終了させてください。

この最後の行までの間にdbxによる解析データが表示されますので、弊社サポートまでこのデータをコピー&ペーストするなどしてお送りください。